遅ればせながらネットフリックス「アンという名の少女」にはまり中。シリーズ名の原題は Ann with an E。
村岡花子さん訳「赤毛のアン」を初めて読んだのは、たぶん小学生のとき。アンが自分の名前はEのついたAnne、っていうくだりが、なに言ってるのかわからなくて、読み返して、それでもわからなかった記憶がある。「赤毛のアン」は全11巻。私は何巻まで読んだんだろう。全部は読んでない。
さて昨日見たエピソードは、ギルバートが蜂の巣からハチミツを採っているシーンから始まった。養蜂なんてしてたの?と思っていたら、学校のみんなが森の中でいる時に男の子が怪我をして、アンが知り合いのインディアン(カナダ先住民)の人たちに助けを求めに行く。やってきたインディアンの人が、ハチミツを傷口に塗りなさい、そうすればもう悪いモノは入らないからと言う。そう、ギルバートがハチミツを持ってたわけ。ギルバートは、はちみつにそんな働きがあるなんて、医学書には書いてないよ、僕たちが知らないことがいっぱいあるんだと学ぶ。
ハチミツが体にいいことや、咳や風邪に効くことはわりとよく知られているけれど、殺菌効果や抗菌作用が高いことや、傷口に塗るということは、少なくとも日本ではあまり知られていないみたい。
でも調べてみると、これがなかなか。
グーグルで medical honey と打つとmedical honey for wound care (傷口用メディカルハニー)というサジェスチョンが上の方に出て、クリックすると、商品の写真(黄色を使ったパッケージが多い)やら記事がいっぱい出てきて、情報が濃い。でも日本語でメディカルハニーとか医療用ハチミツと検索した結果は、スカスカで薄い。
グーグル(英語版)のRelated questionに、「メディカルハニーって普通のハニーとどう違うの?」というのがあり、その答えは「メディカルハニーはガンマ線によって殺菌されていて、抗菌作用が確認されており、国の基準を満たして登録されている」と。ふむふむ。
検索結果の商品のうち目についた、アマゾンの、ハニーをガーゼに浸したような商品をクリックしてみると、1300個以上の評価で4.7星。5つ星をつけた人が83%もいる。Amazon’s Choiceのバナーもついている。
レビューを読むと、怪我や火傷や手術の後に使ってよかったというリアルな声がいろいろあって、「これを使うと手術跡がケロイドにならないんだ。もうね、怪我をしたらとにかくこれを小さく切ってバンドエイドの下に入れるんだ。」とか。
グーグルではなくアマゾンの英語サイトでmedical honeyと検索してトップに出てくるManuka Honey Ointment(マヌカハニー軟膏)がこちら。なんと7千個以上の評価がついて4.5星。お値段も28.4gで$14.75とリーズナブル。100%ニュージーランド産マヌカハニー。切り傷擦り傷に、これを塗ってからバンドエイドするタイプ。
マヌカハニーを傷口に塗るといいことについては、それを裏付けるような、硬めな日本語の記事がwired.jpにあって、タイトルは「抗生物質が効かない細菌に、蜂蜜で対抗」でリードは「抗生物質が効かない細菌による感染症は深刻で、手足の一部を失うケースもある。米国ウィスコンシン大学医学部ではそういう患者の治療に蜂蜜を使い、実際の効果をあげているという。」(https://shorturl.at/bfstC)
というわけで、「アンという名の少女」で知った「ハチミツを傷口に塗ること」に関する私の個人的リサーチの結果は「信憑性あり、気になる!」でした。
「アンという名の少女」、今見ているのはシーズン3で、あと3話しか残ってない。いやだー、終わらないでー。