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95%オーガニックなら残りの5%は何?

オーガニック認証のラベル

オーガニック認証のラベル
お客様から「こちらの商品は、95%がオーガニックという事ですが、残りの5%は、ケミカルなものがやはり入っているという事でしょうか?」というお問い合わせをいただきました。それに対して書いたお返事を元に今回の記事を書きます。

残りの5%は何なの? とてもいいご質問です!

まずお伝えしたいことが二つあります。

一つは、95%オーガニック認証というのは厳密には「水と塩を除く原料の95パーセント以上がオーガニックと認証された」という意味です。認証されなかった成分のパーセンテージは「5%」ではなく、「5%未満」です。1.5%かもしれないし4.9%かもしれません。

もう一つは、「残りの5%未満の成分もケミカルではない」ことです。ある製品が95%オーガニック認証を受けるためには、残りの「5%未満」の成分は、ナショナルリストと呼ばれるリストに「使ってよい成分」として掲載されていなければなりません。このリストはUSDA(米国農務省)の中にあるNOP(ナショナル・オーガニック・プログラム)というオーガニックに関する監督庁が発表しているもので、正式名称が The National List of Allowed and Prohibited Substances (使ってよい成分と使ってはいけない成分のナショナルリスト)です。

例えば、ハニーグローフェイスセラム。オーガニック認証を受けていない(けれどもナショナルリストには載っている)成分があるのかどうかを本部に確認したところ、「ハニーグローフェイスセラムの成分はすべてオーガニック認証を受けています。認証を受けていない成分は一つもありません。」と返答がありました。

ではなぜ、ハニーグローフェイスセラムは100%オーガニックではないのか? それは、 個々の成分が「95%以上がオーガニックと認証されている」であって100%オーガニックではないからです。それらの成分を合わせた製品も「95%以上がオーガニックと認証されている」ことになります。

ちょっと理屈っぽくなってしまいましたが、「95%オーガニック認証」が、ほんとうは「95%以上オーガニック認証」であること、また「残りの5%未満もケミカルではない」ことがおわかりいただけたでしょうか?

ハニーガールオーガニクスは成分リストが自慢です。すべての製品の成分リストをまとめておりますので、よろしければご参照ください。

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