ネロリオイルは「ダイダイ(ビターオレンジ)の花から水蒸気蒸留によって得られる精油のこと」です(ウィキペディア)。エキストラセンティティブ以外のハニーガールオーガニクスの製品のほとんどに含まれていて、その主な目的は香りをよくするためです。
「ネロリ」は植物の名前ではなく、中世イタリアでネロラ公国の王女がこの香りを広めたことに由来しています。英語版ウィキペディアに掲っている文章を訳すと、以下のようになります。「17世紀の終わり、イタリアのブラッチャーノ公妃でネロラ公国の王女アンナ マリア オルシーニがビターオレンジ(ダイダイ)の香りを手袋に染ませたり入浴に使ったりして、この香りを周囲の貴族たちに流やらせました。」
ラベンダーやフランキンセンスなどがエッセンシャルオイルとして何千年も前から使われていたのに比べると、ネロリが人々に使われるようになったのは比較的最近の話、ということになります。
ネロリはアロマテラピーでも広く用いられ、緊張や不安やショックを和らげるリラクゼーション作用に加え、アンチエイジングのカギである抗酸化、抗真菌、整腸の作用があることでも知られています。
ビターオレンジ(ダイダイ)の原産国はチュニジア、モロッコ、エジプト、アルジェリアなど。1gのネロリオイルを得るのに1Kgの花が必要とも言われ、最も高価なエッセンシャルオイルの一つです。主成分はリナロールで約30%から40%。
ネロラ公国は現在は国ではなく、面積18km2、2004年の人口は1419人の、ローマから数キロの距離にある市郡です(ウィキペディア)。お城がホテルとなって残っています。
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